なぜファイヤーキングのジェダイが人気なのか?
ファイヤーキングは1941年にアメリカで誕生した耐熱ガラスブランドです。素材には絶妙な透け感を楽しめるミルクガラスを使用。マグカップに注いだ飲み物の影が透けて見える姿は独特の趣があり、食事やティータイムに優しい彩りを加えてくれます。長くアメリカの家庭やレストランで愛され続けたファイヤーキングは1986年に惜しまれつつ生産を終了。現在ではヴィンテージアイテムとしてコレクターから支持を集め、日本でも愛好家が多く存在します。 そんなファイヤーキングの中でもとくに人気を集めるのがジェダイシリーズです。ファイヤーキングと言えばジェダイを連想するほど定番のアイテムとして知られており、翡翠色の美しい色合いは上品さも兼ね備えています。1940年~50年代のオリエンタルブームもジェダイ人気を後押し
ジェダイはアメリカ国内でも人気シリーズとして支持を集めましたが、人気の背景にはオリエンタルブームが大きく関係しています。 オリエンタルブームとは、1940年~50年代にアメリカで巻き起こった文化的な流行です。オリエンタル(=東洋の、東洋らしい)と呼ばれる東洋やアジアの異国情緒あるデザインやアイテムが人気を集め、アジアを代表する宝石である「翡翠(ひすい)」を想起させるジェダイもこうしたブームを追い風にアメリカ文化に浸透していきました。 ちなみに「Jade-ite(ジェダイ)」というネーミングは、翡翠石を意味する「jadeite(ジェダイト)」が由来です。翡翠石はアジアで古くから幸運や繁栄を呼ぶ石として重宝され、こうしたエピソードもジェダイ人気の追い風となりました。
ジェダイはヴィンテージアイテムとして人気
ファイヤーキングの定番アイテムとして一世を風靡したジェダイシリーズですが、現在ではヴィンテージアイテムとして再び注目されています。 ジェダイはファイヤーキングの歴史では初期から生産されてきましたが、60〜70年代には生産数が減少していきました。貝殻のような波模様が特徴のシェルシリーズにはジェダイカラーが残りますが、この時期が初期から続くジェダイシリーズのターニングポイントといえます。 現存するジェダイは70年代以前のアイテムとなるため、数も限られています。そのためヴィンテージとしての価値が高くなっており、愛好家にとってはコレクター熱をかき立てられるポイントです。とくにファイヤーキングのマグでも、もっとも初期の「ブロックレター刻印」が入ったシリーズは非常に珍しく、市場でも価値が高い種類です。ジェダイを選ぶならDハンドルマグがおすすめ
ここまでファイヤーキングの代名詞と呼ばれるジェダイの魅力や人気の背景についてご紹介しましたが、やはりジェダイのアイテムを購入するならDハンドルマグがおすすめです。コレクションとしてだけでなく普段使いでも大活躍
Dハンドルマグは、マグカップの持ち手が「D」の文字に見えることから名付けられました。 ファイヤーキングがこれほど人気を集める理由に耐久性の高さが挙げられます。耐熱ガラスを使用しているので保温性にも優れており、丈夫で長く使い続けることができます。とくにDハンドルマグはレストランやダイナーといった耐久性を求められる環境で活躍していたため、ヴィンテージであっても高い耐久性をほこります。。 取っ手(ハンドル)の部分に2本の指を入れ親指で支えるような作りは、滑りづらく使い勝手が良好。飲み口(リム)はソフトな触感で、飲み心地が良い点も魅力です。初めてファイヤーキングのアイテムを購入するなら、ぜひ手に取ってもらいたいアイテムです。
まとめ
今回は人気のヴィンテージアイテム・ファイヤーキングの中から、「ジェダイ」シリーズについてご紹介しました。 ジェダイは翡翠色の美しい色合いとミルクガラスならではの風合いが特徴。数多くのシリーズが生産されたファイヤーキングの中でも定番の種類に数えられ、アメリカで一世を風靡しました。現在ではヴィンテージアイテムとして多くの愛好家から人気を集める“代名詞”的なシリーズです。
First Tripでは、アメリカを中心に旅先で厳選したアンティーク・ヴィンテージ雑貨や、家具・ユーズドシーツなどを販売しています。
ファイヤーキングのマグカップも多数取り扱っていますので、お好みの一品をじっくりお選びください。